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2006年5月SDI 中国ビジネス事情(蘇州・無錫篇)

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          SDI 中国ビジネス事情(蘇州・無錫篇)    2006/05/24発行

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【蘇州・無錫における人材市場の現状と課題】

日系企業が海外で事業展開する場合、現地人の雇用問題が最初の難関となる。
中国では、一般事務職でも工場労働者でも雇用できるが、思い通りの人材が集
まらない、というのが日系企業の悩みだ。今回はこの古くて新しい問題につい
て取り上げてみた。


■日系企業が感じる人材不足

ここ数年の蘇州・無錫地区の経済発展には目覚しいものがある。これは日系を
中心とした、いわゆる外資企業の投資・進出に負うところが大きいが、それに
伴って新たな問題も起こってきている。その一つが「人材不足」と「人件費の
高騰」といった人材に関する問題である。一般的に、工場労働者の供給は、中
国全体としては充分であるはずだ。しかし、実態としては流動も激しく、生産
側が要求する人員を簡単に確保できる状況ではないのが現実。また、通訳、営
業、財務等のいわゆるスタッフ職については、近年、その供給量の問題だけで
なく、企業と求職者の間での条件面、特に給与面でのアンマッチが急増してい
る。


■欧米企業との賃金格差も一因

日系企業での人材不足をもう少し踏み込んで考えてみたい。例えば、欧米企業
は一般に給与水準が高く、およそ日系企業の1.5倍ほどとも言われる。この日
系企業と欧米企業の給与格差が、欧米企業への人材流出の一因ともいえるが、
加えて背景には欧米企業の持つ好イメージがある。例えば、欧米企業では優秀
な中国人スタッフをどんどん幹部に登用し、存分に力を発揮させているという
イメージがあり、ホワイトカラー層の欧米嗜好に拍車をかけている。「現実に
は、欧米企業といっても千差万別で、必ずしも高い給与を支払っているわけで
はありません。ただ、ポジションの委譲については相対的に欧米企業の方が思
い切った任せ方をしているケースは多いですね。」と語るのは、スコープコン
サルティングの坂本氏。


■無限に近い労働資源も課題山積み

中国では毎年2000万人の新規労働者が市場に参入すると言われる。つまり内陸
部までを含めれば、まだまだ無限に近い労働資源が眠っているのだ。ただし出
稼ぎ労働者については、何かと難しい問題も存在する。例えば、彼らは、法律
により住民票を移すことができないため、一時的な労働力にならざるを得ない。
また、職場における教育や生活全般についても企業側ですべてを負わなければ
ならず、これらが大きな負担となっている。これらの問題に対しては、人材会
社を利用するなどで回避できる部分も多いが、それよりも大きな問題なのが、
毎年実施される政府主導の最低賃金引き上げ策である。今後も続くであろうこ
の施策に、ある日系企業総経理は「低い労働コストで競争力を保つ時代は終わ
った。労働集約型企業は、撤退もしくは国内販売の強化など戦略の転換が必要」
とまで語っている。
このように一企業の経営戦略にまで影響を及ぼす当地での人材対策は、日系企
業にとって、もはや避けては通れない大きな課題となってきている。

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【求職者の給与額に対する意識】

■その給与、高い?低い?

先日、無錫にある某大専(日本の短大のような3年制の専門大学)で、日系企
業への就職を希望する学生に講演をする機会があった。その際、我々が毎月発
行している希望給与額動向リストを見せ、感想を尋ねてみた。希望給与額動向
リストとは、求職者の職種、性別、経験、外国語能力など項目ごとにその希望
給与額をまとめたリストである。
彼らの反応は以下。
低い:約70%
普通:約20% 
高い:約10%
※このリストは http://www.wuxiscope.com/jinzai/0511.xls で確認できます。

今、彼らにとって、現実に就職している先輩たちの給与は、一見安いと感じる
ようだ。読者の皆さんは、これをどう感じるであろうか?彼らは、まだ社会経
験がなく、恐らく自分に対する評価というものが、まだ自分自身の中で定まっ
ていないことなどから、上記のような結果になるのであろう。


■自分の評価にはとても敏感

では、すでに企業で働いている人々はどうなのであろうか?残念ながら、手元
にそういった資料は無いのだが、私個人としては、自身の相対的な評価につい
ては非常に敏感な人が多いと感じる。自分の会社では誰が一番高い給与を貰っ
ているのか?など、かなりの人が知っているのである。日本人的な感覚では、
あまり給与の話などはおおっぴらにしないものだが、この点中国での事情はま
ったく異なる。おもしろいエピソードとして、まれに我々のような人材会社に、
○×有限公司へ入社したいのだが何とかしてくれないか?という求職者が現れ、
苦笑いしてしまうことがある。


■評価基準、給与相場など納得できる説明を

では、読者の方々は給与交渉の際、実際にどういった対応をされているだろう
か?前述の通り、なかなか給与額の合意は難しい局面もあるかと思われる。た
だ、新採用、更新を問わず、従業員との給与額の交渉となった場合「自社の査
定基準だから」というだけでは、納得されないケースもあることを十分理解し
ておく必要がある。
こういった場合には、各人材会社等が収集している給与相場情報を利用するの
も一つの手であろう。しかし、企業側がキッチリとした評価システムを構築す
ることも不可欠である。評価=給与という図式は彼らにとって当然の価値観な
のだから。
(文:スコープコンサルティング 坂本有輝)


※記事提供:無錫スコープ/蘇州・無錫Walker
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